ハッタツソンにリモート参加したら、これはいいものだ!とおもいました。
#ハッタツソン とは、発達障害の課題をテクノロジーで解決しよう!という試みです。
以前、発達障害のハッカソンがあったら参加したいとツイートしたのを見つけてもらって、お声がけいただいたのでした。しかし会場は大阪。遠い。。。リモートだったら参加するのですがとお返事したら、いいですよとご快諾いただきました。
しかし、やってみたら思った以上に大変!
回線が細くてしょっちゅう切れるし、満足にコミュニケーションできません。
うーん、このままならなさ、何かに似ている・・・そうだ自閉症体験のあれだ!
先日の世界自閉症啓発デーにあった、箱メガネで視界を狭くし、二重の軍手でつまみにくくし、それでパズルを解くというイベントです。あの思うようにいかない感じと、どこか似ていると思いました。
パソコンのカメラと聞こえにくいマイクとスピーカー。ままならないコミュニケーション、不自由すぎる。
でも、なんだかいい感じなのはどうしてでしょう。
もしかしたら、質問しやすいからかも、と思いました。
いつも聞こえにくくて、会話の内容を何度も確認するのですが、これ、かなり抵抗があるのです。どうにもならない場合、障害の事をあの手この手で根気よく説明していくのですが、これが結構つかれるんです。ふう。
だってね、自分で自分の事を、助けてほしい、フォローしてほしいって言い続けるのは疲れるんだよ。
— ろば耳@ADHD (@robamimim) April 5, 2019
助けられないって断られたら、悲しくなる。それが毎日毎日。。。
セサミストリートみたいにジュリアはねってフォローしてくれたら、とてもとても助かる。
半分でも、ほんの少しでも、助かる。
それに比べると、リモートで参加し、チャットで内容を確認するのはすっごく楽!
現地で参加できない不自由さはありますが・・・これもし全員リモートだったら、障害による不利がなくなるのかも。
また、リモートでの作業はコミュニケーションがとりにくいと敬遠されがちですが、コミュニケーションが苦手な人にとっては、ひとつハンデがなくなる事かも。そうそう、作業中に眠たくなっても気にせず休めるのもよかった。
私はちょうどいいタイミングで笑ったりツッこみを入れたりがとても苦手です。たいてい思いっきりスベり、天然さんと言われます。あちこちでコミュニケーションのすれ違いが起こります。
ちょうど今朝テレビを見ていたら「チコちゃんに叱られる」でサルは無用なケンカを避けるために、表情の変化で上下関係を確認するという番組をやっていました。
(8)あいそ笑いアプリ
— ろば耳@ADHD (@robamimim) April 6, 2019
これこれ、これだよ!
あいそ笑いのタイミングとレベルが分かれば余計な攻撃されなくてすむかも?
いまだー!レベル5!みたいに教えてくれるとか、代わりに愛想笑いしてくれるとか、そんなアプリがほしい。
#ハッタツソン #チコちゃんに叱られる pic.twitter.com/yW9OVhe0Wc
それが人間の愛想笑いに進化したのだそうです。微妙な空気の時に「愛想笑い」でケンカを避けると。なるほどなるほど。そういえば犬も怪我をしてしっぽを振れなくなると、めちゃくちゃいじめられます。きっと人間もそうなのでしょう。
私は適切なタイミングでちょうどいい愛想笑いができないので、無用なケンカになってしまうのかなと思いました。ベストな愛想笑いをしてくれるアプリがあれば人間関係がうまくいくんだろうか。しかしiPadを隣において、ニッカリさせるって、、、面白くなるだけのような気がします。
表情と身振り手振りのコミュニケーションができないとどうなるか。
セサミストリートに自閉症のジュリアが登場した回では、新しいお友達と仲良くしようと、ビッグバードがハイタッチ。しかしジュリアは無視。僕嫌われちゃったのかな・・・としょんぼりしてしまいます。たぶん普通はここでおしまいですよね。
でも大人が(名前が聞き取れないのですが)ジュリアはすぐに返事をしなくっても、ハイタッチしなくっても、いいんだよと自閉症について根気よく説明します。ビッグバードは何度もジュリア流にショックを受けるのですが、その度にいいんだよってフォローするんです。
そうしてだんだん一緒に遊べるようになって、ジュリアはのびのびと歌い、セサミストリートのみんなは新しい遊びに夢中になり。ああーもーいいなあーうらやましい!こんな大人がいてくれたらなあ。
そんなこんなで、ハッタツソンでアプリ作りに参加させて頂いております。
テクノロジーで発達障害の困りごとを解決するツール作り。面白いです。
よかったら、みなさまぜひ #ハッタツソン をフォローしてください♪