天気の子を見て、16才で家出はホントに大変だと思いました。
昨日見てきた天気の子。
(C) 2019「天気の子」製作委員会
主人公の穂高が家出して東京へ向かい、ネカフェに寝泊まりしながらバイトを探すも全滅、いまのこは大変だなぁ、、、と思いつつ、検索したら何と!?
「高校一年生です。東京都内で割のいいバイトを探しています。学生証がなくても雇ってくれるようなところありますか?」
リアル穂高君じゃん!!!
こっちには親切な回答もあり、でもひょっとしたら罠かもよ?気をつけてーと思いつつ。
未成年を守るための法律が、かえって危険にさらしてる感じがして、複雑な気持ちになりました。
法律を作った人の周りには、いい人しかいなかったのかな。。。それとも19世紀のえんとつ掃除の子供みたいなのを想定したのかな。
物語としては、なかなか見つからない宿、仕事が奇想天外な出来事によって見つかる、次々と危機がやってくるけど、うまいことクリアしていくって、ワクワクする所です。
そう、家出ってワクワクする。
私もこどもの頃、母をたずねて三千里、ヘンゼルとグレーテルなどの家出ものを読んでは、毎日ワクワクしていました。地図や時刻表をながめてはにやにやし、こっそりキャンプや焚き火の練習をし、無人島で暮らす夢をみていました。
16歳の頃はめちゃくちゃいじめられていました。
何もかも嫌になって世界が滅びたらいいのにって何度も思いました。
その一方で、身長体重もそこそこついて大人と同じような事ができるようになってきて、もう子供あつかいすんな、無限になんでもできるし!という気分が高ぶって家出した事があります。安宿にとまり、公園で寝泊まりし、いろんな人の手伝いをして小銭を稼ぎ、結構楽しかった。
でもそのおかげで、何となく生きてるだけでいいんじゃない?という力がついた気がします。
時折、めちゃくちゃいじめられたり虐待されてる人のツイートを見て、逃げろよーって言いたくなる。
でも、イチかバチでそこそこ危ない目に合う可能性があるわけで、リセットも死に戻りもない以上、おすすめできない・・・
今でも16才で家出せざるを得ない子がいる。
渋谷を歩いていると心配な気分になる事があります。家も学校も頼れない、仕事もできない、泊まる場所もない。なんとか生きる糧を得なくちゃいけない。生きようとすると違法な手段にたよらざるを得ない。
なんか、いろいろ考えちゃいますね。