大人の療育ができるようになりたい
去年、仕事を辞めて、あらためて発達障害の診断を受けて、やっぱり普通の生き方は無理だったんだーと思いました。だとすると、いま40代だからあと60年寿命があるとして・・・その間、ずっと苦しいままは嫌だ、自分なりの生き方を見つけたいと思いました。
療育を受けたい。でも大人はないの!?
最初は身も心もズタボロで。心の回復を手伝ってくれるような何かがないか探しました。でも子供用ばかり。メンタルクリニックもなかなか予約でできなくて、就労移行支援もズタボロから元気になる所までは良かったけど、発達障害の困りごとは対応が難しい感じでした。
大人が十分な療育を受けられるようになるには、まだまだ時間がかかりそうです。その間を生き延びるにはどうしたらいいんだろう。
先日から発達さん住みよいマップを作り始めて。3日坊主になりがちだけど、よかった・わるかった経験のシェアが面白くて。
もしかしたら、そういう経験のシェアから、生きづらさを楽にできるレシピを産み出せるんじゃないかなと思いました。いつか本が書けたらいいなあ。
放送大学の心理はよかった!
やってよかった事のひとつは放送大学の心理コースです。人の心が音や光や匂いからどう形作られているのかが本当に面白くて。私と他人は思った以上に違うという事、理不尽な事がなぜ起きるのかが分かってきたら、気持ちが大分楽になりました。
カウンセリングに通うように。
例えばカウンセリングもどんなものか知っていれば、人生を無駄にしなくてすんだかもって思うんです。
実は10代の頃、20代の頃とカウンセリングに通ったのですが、全然自分の悩みを話せませんでした。まず親にチクられるんじゃないかなと恐れて困ってることを話せなくて。カウンセラーさんがあんまりいい人だったので、きっと私の状況は分かってくれないと思ったのでした。
放送大学のカウンセリングの授業を受けて、ようやく自分に落ち度があるような事を話しても不利になる事はないのだ・・・だと思えるようになりました。今はカウンセリングで過去の事を話し始めたら、話しても話してもぜんぜん終わらない所です。
暮らしのことをシェアしたい。
例えばオレンジページを見ても私はその通りにはなかなかできないのです。あれは本当に定型の人向けの雑誌で、その通りにやろうとすると、大抵どっかで失敗します。
でもすごく参考になります。お料理のレシピは自分が作れるように、やり方を見つけなければならない。その結果とんでもなくユニークなことが事が起きて、面白くってたまにTwitterアップしたり。そうした試行錯誤をけなさない仲間がほしい。すっごく。もうね人に教わるのがトラウマなんです。普通のやり方ではどうしてもできないんですよ・・・。
仕事をしなくても生きてていい!
仕事についても、今はメンタルにいいと思える時だけ働いています。仕事をしなくても生きてていい、というのはちょっとした発見でした。
イキリ系支援者しょくんに理解していただきたいことは、長く就労に苦しめられてきた人は、「就労しなくても生きていける」という安心感を得てはじめて、就労動機を持つことが可能になる、ということですかね。
— 斎藤環 (@pentaxxx) May 17, 2019
今まではどこに行っても、働かなきゃダメだ、働けるようにならなくてはという支援ばかりで辛かったけど、働かなくてもいいやと思ったら、かえっていろいろ見つけられるようになりました。
波長の合う人を見つけたい!
それからもう一つ、人間関係について。私は失敗ばっかりで、近くに友達もいないのだけど、きっと波長の合う人がどっかにいると思う。心ゆくまでおしゃべりしたいと思っています。