「マンガでわかる中高年のADHD・ASD」がいい本だったのでおすすめしたい
いい本だったのでおすすめしたい
マンガって偉大だ。
ただの人、普通の人、平凡な人がADHD・ASDとともに生きているんだとわかる。
特殊な人、異常な人だけじゃないんだってわかる。
そしてADHDの本としてはめずらしく中高年がテーマなのだ。
マンガでわかる中高年のADHD・ASD 第3章 生きづらさ解消のために
50代、60代、70代で診断を受ける人が増えている
驚いたけど納得。いいことだ。
今まで何とかなった事が、体力が落ちてどうにもならなくなる。そんな時に診断を受けて、その人の特性がわかり、あらためて良い方法を見つけられたらいいなと思う。
マンガでわかる中高年のADHD・ASD 第1章 中高年の生きづらさ
DSM-5準拠の解説
症状については、DSM-5というアメリカの精神科の基準で解説している。放送大学の心理の授業でちょくちょく出てきていたやつだー!
主に、ADHD、ASD、LDと、感覚過敏や二次障害が併存する。あらわれ方はさまざまで診断は難しい。認知症かと思ったらADHD が抑えらなくなり診断を受けたという話をを聞いた事がある。
特性の強さより適応が重要
重症でもそれなりに生きていく人も、軽症でもめちゃくちゃに苦労している人もいる。重症でうまく生きている人は、いろんな手立てをもって対策しているのだ。生きづらいなと思ったらメンクリにいって、何がぶつかって辛いのかを診断してもらう。
そして生活の工夫や、手助け、お薬で軽くできる事をまず試して、職場や生活の場が楽になるようだんだん変えていく。
マンガでわかる中高年のADHD・ASD第4章 自分らしく次のステージへ
そういう事ができるようになってきたってほんとにすごいことだと思います。
自分もいずれ年をとっておばあちゃんになるのだ
でも周りには発達障害の高齢者がなかなかいない。だから、どうなるか想像がつかなくて怖かった。仕事も人間関係も続かなくて人生おわりーと思った事もあったけれど、この本のおかげで、それでも未来ってあるんだなと思いました。いい本です。