その科学が成功を決める。これは成功法則の検証本。成功本を読みまくってこのザマな私がちくしょう面白いと思った逸品です。
自己啓発本を読んだのにちっとも成功しないじゃない?
ええもう、ほんとそう思います。本読みまくって、セミナーにもさんざん通ったのに、このザマですよ・・・。
この本は、そんな疑問に答える一冊です。
- 作者: リチャードワイズマン,Richard Wiseman,木村博江
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/09/04
- メディア: 文庫
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たとえば、成功した自分をイメージして、毎日白馬にのった王子様がやってくる、、、と明確にイメージしても、イメージ通りの王子様はまず来ません。妄想ははかどるかもしれないけどw
そしてイメージと現実のギャップに傷ついてしまいます。。。
成功本によく載っている話で、アメリカの有名大学の学生に将来の夢を描いてもらって、何十年後かに追跡したら、夢を描いた学生は多くが実現していたというものがあります。私もどっかで読んだことがあったな。しかし、この調査が行われた記録はどこにもなく、単なるヤバい都市伝説だったのだそうです!
では、どうしたらいいかと言う事で、研究した論文を探し出してきます。それは、失敗した場合もしっかり描くこと。そして成功した姿だけではなく、成功に向かって努力する自分もイメージすることなんだそうです。今日どうするか、明日どうするかをイメージするとね。ふむふむ。現実的だわ。
そして、この著者。成功法則ってホントかなーっと、文献あたって科学的根拠を掘り出していくうちに、面白実験の発掘にハマってどんどん脱線していきますwww
酔っ払いの中に、シラフで入ると酔っ払った気分になる実験、おっぱいの大きさとナンパのされやすさの相関関係、犬の散歩をしたときと、ぬいぐるみをだっこして散歩したときの話しかけられやすさ。真面目にアホな事を何千回も繰り返して証明していくのです。ガイアの夜も開けてしまうわ!
本文はわりと難解。だけど中身が、モテモテになるコツとか、上手な助けの求め方、ダイエットに成功するコツ、子供の効果的なしつけかた・・・と、研究を日常にどうやって生かすかという観点で書き下しているので、引き込まれてしまいます。
あー面白かった!
私も、感謝の気持ちを育てる一週間を試してみたいなと思います。