「#ひとり四半期報告会」へ行ってきました。

#ひとり四半期報告会へ

リタリコ発達ナビの編集長、鈴木悠平さんの「#ひとり四半期報告会」へ行ってきました。株主総会みたいな感じ?ひとりってどういうスタイルなんだろう。なんだかゆるい感じで楽しそうです。

 

note.mu

 

この日はとても寒かったのですが、会場についたらさっそくホカホカのおでんが振る舞われてほっこり。キッチン付きのスタジオでなにやらお料理している人も。はじまる前から楽しい感じです。

 

名札カードに「困りごと」「できること」を書く

入場して渡された名札カードに「頼みたいこと」「頼まれたいこと」を書いてくださいと渡されました。そうすると会場の人とマッチングできるかもしれないーという試みでした。これは面白かった!初対面の方とも話もはずみますね。

そして書いてみて・・・なかなかパッと書きだせないんですね。書いたり消したりしながら歩き回っていました。これから何かをしていく上で、この質問は深いなと思いました。

 

 

この他に「困りごと」「できること」というバージョンもあって、こっちの方が新しいのかな?できることと困りごとをマッチングする「takk!」というSNSを運営しているのだそうです。会場でもさっそくマッチング。これだけのイベントがあってもいいなあ。

 

twitter.com

 

一品持ち寄り方式でにぎやかな会場

ということで、会場にはいろんなおやつ、おつまみ、おかずが次々到着。てきとうにつまみながら、名札カードを見ながら、いろんな人とお話してみる。そうこうしている間に、トークセッションが始まりました。(以下、引用は私のメモです)


適応障害になってそれを公表する

適応障害になってそれを公表。お医者さんとの対談を公開。すごい。こうなるとお医者さんもしっかり話さざるを得ない。自分自身をしっかり掘り下げてなぜこうなったかも分析が出来ていて、それを見せる事までもできている。

 

私がメンタルの事でつまずいた時は、誰にも話さず隠して解決しようとしました。病院にもなかなか行けず、行っても5分の診療で薬をもらって、不満があっても妥協していました。こういう風にできたらなあ。

 

べてるの家へ行く

障害のある人がありのままで生きられる世界。妄想があったら妄想を自慢する。突然叫んだとしてまあそういうもんだと受け入れられている。そして当事者による当事者研究

 

障害と向き合う事にめちゃくちゃ前向き。向き合って受け入れる。それも施設の人だけじゃなく町ぐるみでそうなんだっていう。これもうらやましい話。べてるの家に行った話はこちらのSoarの記事に詳しいです。

 

soar-world.com

しょうぶ学園へ行く

「出来ないことを出来るように」ではなく「出来ることをする」パラダイム・シフトが起きた。例えば服に刺繍を延々としている人がある。元の服の形はもうわからない程糸の束が厚く縫われている。それは傍から見たら訳がわからないけれど本人が夢中になって作業をしているからそれでいい。その結果すごいアートが生まれる。しかし本人は作る過程にしか興味がない。出来上がったものには興味がない。

 

出来ないことはどんなに努力しても出来ないのだ。ならば出来る事から始めようと。ごくごく真っ当な話なのだけど、無い袖をふらせて、出来ないじゃないかと虐待する話をあちこちで聞くばかりだったので、どうしてこういう事ができるのだろう、と思う。

 

夢中になって作業する一方、結果に興味がない、というのも面白かった。常々、結果が大事だと言われ続けてきたので。もともと人間はこういうものかもしれない。

正直、この話に衝撃をうけていて、この後の話をよく覚えていません。ううーむ!

すごいできる営業さんとすごいできる広報さんの話

次のコーナーではリタリコの社員さんの話でした。お二人とも超できる社員としてやってきて、家族や子供に障害があることが分かって試行錯誤しているうちにリタリコに誘われてやってきたのだそう。

むたさんの思い出の取材

温泉があって地域の人のたまり場になっている。そんな障害者支援施設の取材。石川県、ちょっと遠いし子供の世話があるから取材に行きたいけど難しいな・・・と悩んでいたら「子供つれてきちゃいなよ!」と施設の方から。職場に相談したら「子連れで出張いいじゃない!」と。そうしてできた記事がこちら。ほんとにすてき。

 

h-navi.jp

 

障害のある子を抱えていると、うんと小さいうちから「私が死んだらこの子はどうなるの」って心配し続けてしまうのだそう。せつない。そのために課題を整理して、使える制度 は使って、すこしでも安心できる社会を作っていこうという対談。

h-navi.jp

 

フェリシモとの企画。服のチクチク、私も超気になるので興味津々です!今後はこうした企業コラボを増やしていきたいそう。感覚過敏をカバーするグッズ、大人向けもつくってほしい!

h-navi.jp

 

すとうさんの思い出の記事

この辺りから聞こえにくく・・・(汗)

ツイッターでカバーして頂いたので、ざっくり追いかけていきます。

 

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オープンマイク

後半は参加者さんから自由にマイクをもって話す時間でした。

イースマイリー

おしゃれなメガネにスマイルTシャツ。いつもこの格好でいきますと。男性の方。ご家族が筋ジストロフィーになり、障害のある人のロールモデルが少ないので将来どうなるか不安、なので繋がり合う場を作りたいと作ったという話でした。

www.esmiley.co.jp

「ビスケット 投げ銭」で検索!

めちゃかわいい女性の方。でもかわいいだけじゃない!がんがんやるタイプ!歌舞伎町てキャバクラの店長をしながら大学に通う。そこは周りの子達が何度も中絶するのに付きあい、カジュアルに窃盗する世界だった。私ががんばっても一人しか助けられないけど、ITがあればたくさん助けられるかも。で勉強して仕組みを作った。すごいパワー「ビスケット 投げ銭」で検索してくださいとの事。

 

高次脳機能障害の方の復職を支援したい!

事故や病気で職場を離脱、一生懸命リハビリをして半分の機能が回復する。だけどなかなか復職できない。リタリコ仕事ナビの方と話しましょうとつないでいました。

睡眠障害のためのグッズを開発したい!

朝すんなり起きて、ばっちり覚醒するためのグッズを考えている。例えば光目覚まし。Amazonで適当なのもあるけれどいまいち。(私も買った!)なので作りたい。プログラミング、電子工作できる人に手伝ってほしい!

 

障害のある子を抱えて、離婚して、写真家になった方。困りごとを抱えている友達のために頑張っている方。すごく気になったけれど、聞き取れなかった・・・ので、どこかでまたお会いできましたら!ツイッターでフォローしてくださった方、どんな話だったかを教えてくださった方、本当にありがとうございました。

生きづらさの正体が見えてきた感じがする

障害をオープンにしてやっていく事に前向きな人たちに会えて本当によかったです。ふと、障害が足かせになるのは、普通に生きようとするから、なんだろうなと思いました。出来ることをとことんやる、出来ないことをやれと言われたらう逃げる、いなす、、、そういうふうに出来たらいいのかもしれない。生きづらいというのはその加減が思うように行かないということなんじゃないだろうか。そんな事を思っています。