40代で再起動したけど、どうしても焦る気持ちがたってしまうね。

 最近プログラミングにはまっています。 ほんとすごくしょぼいけど 楽しい。あっという間に一日が終わります。出来栄えはまだまだ仕事にレベルには程遠くて、自力でアプリを作れるようになるまでと考えると、気が遠くなります。飽きたらウクレレを弾いて好きな歌を歌う。これまたどヘタクソです。

 

 ずっとずっとお金にならない事なんてとやりたい事を後回しにして、気がついたら10年、20年と時間が経っていて。ぎりぎりになってようやく回ってきたのかなと思うんです。

 

 


 去年からもう無理に仕事をするのは止める事にして、発達障害の自分と取っ組み合いをしてきました。嫌な仕事はしないと決めると、ほんとに時間がずーっとながれて、そしてお金がからっけつ。たまに入ってくると勿体無くて使えない。かといってぼーっと過ごすとメンタルに悪いので、そこそこ楽しく過ごさねばなりません。

 

 そうなると、ヘタクソで時間がかかってもいいからと、やたらと料理をしたり、健康法を研究し、ヘタクソな歌を歌いったりするわけです。

 

 絵を書いたり、音楽をしたり。そういう事は多分10歳ぐらいでやめている 。あの頃の先生は下手な絵を描けば上から正しい絵を上書きし、同級生と比べてどうとか批判するし、特別な誰かより褒められてはいけないかったし、とにかく息苦しかった事を思い出します。

 

 それでも絵はがんばってきたけれど、オタクっぽいと取り上げられ、汚れると禁止され、学校くらいは普通の所にと辞めさせられ、その頃から好きな事を諦めています。

 

 そういう環境だったからか、そういうクセがついてしまったからなのか。。。好きだった音楽もうるさいと言われて辞め、好きだった科学も先生と会話するのが嫌で嫌いになった。数学は質問するとセクハラされるので聞けなくなった。聞き取り困難が悪化して授業も塾も付いていけなくなった。体を動かすのも好きだったのに集団行動ができず体育の授業が嫌いになった。何もかも嫌になっていった。

 

 

 こんな先生がいたらよかったのにな。

 そんな学校から離れてずいぶん経つのに、好きな事を後回しにし続けたのは今思うと影響があったと思わざるを得ない。

 

 仕事を優先して好きな事を後回しにしてきた。趣味でやればいいと思ってきたけれど、ヘトヘトになってそんな余裕は少しもなかった。仕事の事も面白いと思っていたのでお金にならない事は後回しで全力投球、子供ができたら引退してやろう(できなかった)と思っているうちに、まったくそれも叶わなくなってしまった。

 

 そこから10年、20年たって、なんにもなくカラっけつになってようやく取り組めている。昔は何をやってもダメだダメだと言われるばかりだったけれど、今はいない。手を動かし始めると時折、嫌な記憶や感情が蘇るけど、ぎゅっと蓋をする。

 

 出来上がったものは、たいていしょぼい。どこに出してもなんのお金にもならないだろう。りっぱな人を見ると焦る。若い人をみると後悔の念にかられる。そういうものもぎゅっと縛って捨ててしまう。

 

 とても無駄な時間を過ごしたという気もするけれど、嫌な気持ちを捨てられるようになり、健康を取り戻すまでこれだけの時間が必要だったんだと自分に言い聞かせている。

 

 いつか、捨ててきた感情にも向き合えるようになったら、自然にしていられるようになるんだろうか。。。